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申年の梅が縁起がいいと言われる由来は?
昔から「申年にとれた梅は、縁起が良い」「申年の梅干しを漬けると良い」と言われています。
理由は諸説あります。
「申」を「去る」とひっかけて「悪いものが去る」という意味で考えられていました。
また申年は梅があまり取れないと言われていたので申年に採れる梅は、「申梅(さるうめ)」と呼ばれ、貴重で縁起の良い食べ物とされてきました。
また最も有名な説は平安時代までさかのぼります。
江戸時代のある申年に悪疫(コレラ)が流行った時に、当時の天皇(村上天皇)が梅干しと福茶を飲んで病を克服したという言い伝えがあります。
また梅干を食べていた地域の人たちは感染を免れ、かかった人もほとんど大事に至らなかったという話が残っています。
そのような由来から申年の梅は「縁起が良い」と言われています。
梅は三毒を断つ
「梅は三毒を断つ」と言われています。
三毒とは、「食べ物の毒」・「血液の毒」・「水の毒」です。
「食べ物の毒」は暴飲暴食やバランスの悪い食事、「血液の毒」は不摂生による血液の汚れ、「水の毒」は体内の水分の汚れのことです。
梅は殺菌作用、抗菌作用、解毒作用が優れた食品です。
今みたいに医療が発達していない時代でも梅にはこのような効果があるという事を昔の方は分かっていたのかもしれないですね。
梅干しにはクエン酸が含まれているので、疲労回復、血流改善効果もあります。
日々の生活に梅干しを取り入れて毎日元気に過ごしたいですね。
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