梅醤番茶ってどんなもの?
梅干に醤油と生姜のすりおろしを加え、沸かした三年番茶を注いだものです。
家庭でできる手当としても知られています。
三年番茶とは、三年ほど熟成して焙煎した番茶、もしくは三年以上育ったお茶の木の葉を焙煎した番茶で、
緑茶や番茶よりも刺激が少ないといわれています。
こんなにいっぱい!梅醤番茶の効果・効能の紹介
梅はその日の難逃れ(梅干を食べるとその日の災いから逃れられる)とも言われ、昔から
梅干を食べることが重宝されていますが、梅醤番茶にすることで更なる効果が期待できます。
梅醤番茶の健康的な身体作りや美容にも嬉しい働きについて説明していきたいと思います。
疲労回復!デトックスにも
梅干のすっぱい味を出すクエン酸が疲労物質である乳酸を中和してくれます。
また、酸素や栄養分の供給をスムーズにし、デトックスを促してくれます。
これらの働きにより、疲労回復の効果が期待できます。
代謝アップ! 美容にもうれしい効果
梅干のクエン酸は糖質の代謝を促します。
醤油に含まれるビタミンB6はタンパク質の、ビタミンB2は糖質や脂質の代謝を助け、新陳代謝を促してくれるのでお肌の再生などうれしい効果が期待できます。
また、アンチエイジングで注目されている、ポリフェノールやビタミンEが梅干にも含まれています。
これらが血液を浄化し、シミやしわなどの老化を予防してくれます。
腸を元気に!
殺菌作用のある梅干は腸内の雑菌をやっつけ有効菌を育てる手助けをしてくれます。
そして醤油の色の成分であるメラノイジンは腸内の乳酸菌を育ててくれるので、腸の元気を整えてくれます。
食欲不振のときも
梅干や生姜には唾液腺や胃液腺を刺激し消化液を出す働きがあります。
また、梅干はでんぷん質の消化吸収を助けたり、胃酸の分泌を正常にしてくれます。
そして生姜が胃腸の血行を促し消化吸収をサポート。
三年番茶にはカフェインやタンニンがほとんどなく、刺激が少ないので食欲不振の時でも安心です。
胃が弱ってあまり元気のない時は、薄めの梅醤番茶にしてみてください。
冷えた身体に
冷え性や、冷房で冷えてしまった身体にも嬉しい効果が期待できます。
梅干や三年番茶はアルカリ性食品なので、酸化してドロドロになった血液をサラサラにし
巡りを良くしてくれます。
また、生姜には加熱すると発生するショウガオールというものがあり、身体の奥から温めてくれます。
そして、三年番茶は身体を冷やすカフェインがほとんどなく、血液の循環を促します。
これらの効果が合わさって冷えた身体を癒してくれます。
とっても簡単!梅醤番茶のいただき方
飲み物としてだけではなく、疲れの溜まりやすい忙しい日の朝ごはんかわりにも重宝します。
お腹が空いている時は、梅醤番茶にお米を入れていただいても美味しいですよ。
我が家では風邪気味の時に大活躍です。梅干と醤油を少し多めにして飲むと身体が楽になります。
また、寒くて動きたくない時に飲むと、身体がぽかぽかして元気がでてきます。
材料
- 梅干 1個
- 生姜のすりおろし 少々
- 天然醸造の醤油 小さじ1~2杯
- 沸かした三年番茶 カップ1杯
作り方
梅干をカップに入れ、少し粗めの練り梅くらいになるまで箸などでつぶす。
生姜のすりおろしと醤油を加えてさらに練る
沸かした番茶を注ぎよくかき混ぜる
*梅干、生姜、醤油の量はお好みで加減してください。
まとめ
たくさんの効果が期待できる梅醤番茶!
せっかくの効果をなくさないために、材料は添加物の心配のないものを選びましょう。
疲れや老廃物はなるべく溜め込まないでいつもスッキリ過ごしたいですね。
手当の時だけに限らず、ぜひ日々の暮らしにとりいれて楽しんでみてください。
※こちらの記事は梅干し仲間の梅沢夏梅(うめざわなつめ)さんに書いていただきました!(*^^*)
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